前回ご説明した、検索や比較も、XMLを他の仕組みで二次利用しているケースとなります
今回はもう少し複雑なケースをご提案していきたいと思います
XMLは規格(記載ルール)を決められるので、その規格に沿ったファイルであれば、メモ帳で手書きで書いたものでも、システムから自動的に出力したものでも、“同じもの”として扱えます
その前提で、このXMLをソース(データ源)として活用していく方法を検討してみます
前回ご説明した、検索や比較も、XMLを他の仕組みで二次利用しているケースとなります
今回はもう少し複雑なケースをご提案していきたいと思います
XMLは規格(記載ルール)を決められるので、その規格に沿ったファイルであれば、メモ帳で手書きで書いたものでも、システムから自動的に出力したものでも、“同じもの”として扱えます
その前提で、このXMLをソース(データ源)として活用していく方法を検討してみます
XMLファイルが二次的に利用しやすいファイルだと言っても、あまりピンとこない方が多いかもしれません
たとえば何かのシステムの情報源としてファイルなどを取り込む場合、テキストファイル、CSVファイル、XMLファイルなど、ファイルの種類は多岐にわたります
MicrosoftOfficeのExcelやWordなどもシステムによっては利用可能なこともあります
そうなってくると「システムを使って解析するなら、別にXMLじゃなくても、作りやすいテキストファイルやWordファイルでも良いのでは?」という疑念が浮かぶのも当然かと思います
これらの差について、今回はわかりやすく「検索」と「比較」を用いてでご説明したいと思います
そもそも、XMLを他の文書に変換するというのはどういうことなのでしょうか?
XMLは構造化された言語であり、機械的に解析しやすいというのは前回ご説明した通りですが、そのままの見た目では人の目ではやはり読みにくい・理解しにくいです。
そのため、XMLの内容を人が見てわかるようにするには適切な形式に変換する必要が出てきますが・・・
医療用医薬品の添付文書の提出形式がSGMLからXMLに変わって少し経ちました
徐々にPMDAに登録されるファイルもXML形式が増え始めてきていますが、結局のところ、XMLになったらどんないいことがあるの?と思われている方も多いのではないでしょうか?
そこで、印刷会社のシステム屋としての観点からXMLとはなんなのか、どんなふうに役立つのかを数回に分けて書いていきたいと思います