• こんにちは!

    真夏日が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

    熱中症警戒アラートが多くの都道府県で発表されたり、38℃と体温超えで危険な暑さの所もあるようなので、熱中症には十分お気を付けください。

    さて、今回からは共進社における印刷の流れ・パターンや紙や印刷後の後加工など、印刷関連のお話を中心にご紹介させていただきます。

  • はじめに

弊社の印刷関連サービスでは、人材も設備も幅広い年代と機能性を取り揃えております。

今回はそのうち、主な印刷パターンについてご紹介させていただきます。

印刷の全体的な流れに関しては新人Kのお仕事 で紹介させていただいておりますので、よろしければそちらもご確認ください。

  • 主な印刷パターン

弊社で行っている印刷では、主に下記の①~④の印刷パターンがあります。

  1. 版を使用する(枚葉)
  2. 版を使用する(ロール)
  3. 版を使用しない(枚葉)
  4. 版を使用しない(ロール)

主な違いは「版を使用する/しない」と「枚葉/ロール」になります

  • 版・・・印刷時に使用する型のようなものになります。版を用いることで同一の内容で大量印刷を行うことが可能です。
    版を使用しない場合はPDFを直接印刷する「無版オンデマンド方式」を採用しています。
  • 枚葉・・・1枚ずつにカットされた紙を印刷機に通す方式の印刷であり、紙の枚数を「1枚」「2枚」と枚数で数えることから枚葉と呼びます。
  • ロール・・・ロール状の用紙をセットして、高速で紙を巻き取りインキを転写する方式の印刷です。ロール状の紙を高速で印刷したあとは、断裁といって最終的な印刷物のサイズにカットして仕上げます。

それでは各印刷パターンについてご紹介していきます

①版を使用する(枚葉)
  • 特徴
    チラシや伝票、本など、同じものを大量印刷するのに向いています。
  • 流れ
    1. 下版
    2. 位置・色合わせ
    3. 試刷り
    4. 本刷り
  • 使用する機械
    単色機(GTO)・・・1
    2
    色機(GTOZGS)・・・各1
    4
    色機(Lithron)・・・1

  GTO

GTOZ

GS

Lithron

②版を使用する(ロール)
  • 特徴
    ラベルなど、異なるサイズを印刷したい場合に向いています
  • 流れ
    1. 下版
    2. 位置・色合わせ
    3. 試刷り
    4. 本刷り(抜きも同時に行われる)
    5. 巻き直し
  • 使用する機械
    平圧機・・・2台

平圧機

③版を使用しない(枚葉)
  • 特徴
    可変部分(ページ数や名前、宛名など)が存在する小ロットの文書を印刷したい場合に向いています。
  • 流れ
    1. 下版
    2. 位置・色合わせ
    3. 試刷り
    4. 本刷り
  • 使用する機械
    Iridesse・・・1台

Iridesse

④版を使用しない(ロール)
  • 特徴
    の平圧機の特徴に加え、文字や数字の可変はもちろんのこと、色の可変にも対応可能です。
  • 流れ
    • 下版
    • 抜き(先に行われる)
    • 位置・色合わせ
    • 試刷り
    • 本刷り
    • 巻き直し
  • 使用する機械
    ラベルマイスター・・・3台
  • 他機械
    抜き・・・1台
    スリッター・・・2台

ラベルマイスター

  • Q&A

Q.どういう物の印刷が多いのでしょうか?
A.一番多いのは、やはりラベルと添付文書で、全体の8割程度を占めています。

Q.機械がたくさんありますが、それぞれの担当等は決まっているのでしょうか?
A.メインのオペレーターは決まっていますが、誰が抜けてもフォロー出来るように各々がメイン以外に、1~3つはサブで担当出来る体制の取り組みを行っています。

Q.大変なところは?
A.多品目な為、色々なパターンに対応しなければならないですし、納期も短いのでそこは大変ですが、用途に合わせてどれがベストな印刷方法なのかを考えて出来る所がウリでもあります。

  • おわりに

いかがでしたでしょうか。主な印刷パターンについてご紹介させていただきました。

次回は紙や印刷後の後加工についてご紹介させていただければと思います。