• こんにちは!前回の「エクセル マクロ編」はいかがでしたでしょうか?

    Microsoft Officeの小技集も5回目となり、今回で最終回とさせていただきます。

    今回はPowerPoint編になります。

    今回はそんな知っていると役に立つ使い方をご紹介していきます。

  • ケース1:スライドにカレンダーを埋め込みたい

スケジュールについて考える必要がある資料を作成している際、カレンダーを用意することがあると思います。

その場合、自作などをしてもよいかもしれませんが、手間がかかりますし簡単に用意したいですよね。

そういったケースでは、Excelのテンプレート「どの年度にも対応する月単位のカレンダー」がとても便利です。

PowerPointWordに、Excelで作成した表を挿入できることをご存じでしょうか?

Excelの表を選択してコピーし、PowerPointに戻って貼り付ける箇所で右クリックをします。

以下の5種類の貼り付け方が選べます。用途に応じて選んでいただくのが良いかと思います。

 

貼り付け先のスタイルを使用

表のデータがそのまま貼付けられます。表の項目名や数字などのデータは、PowerPoint上でも編集が可能です。

Excelではデータ整理をし、PowerPointで見た目の修正を行いたい場合にオススメです。

 

元の書式を保持

Excel上での見た目と全く同じ状態で貼り付けられます。

「貼り付け先のスタイル」とは見た目は異なりますが、表のデータの扱い方は同じです。

 

埋め込み

Excelのブックのデータが、シートや数式など全てそのまま埋め込まれます。

計算式が非常に複雑かつ、PowerPoint上でも数値の変更を行いたい場合にオススメです。

 

Excel上で選択した表を、図として貼り付けられます。

そのため、PowerPoint上ではデータの修正などはできす、表全体のサイズの変更のみ可能になります。

社外に向けて資料としてPowerPointを提出する際など、データの改ざんを防ぎたい場合などにはオススメです。

 

テキストのみ保持

Excel上で選択した表の中の、数値のみがテキストデータとして貼り付けられます。

資料作成前にExcel上で数字を整理して、PowerPointで実際に資料を作成する場合などにオススメです。

 

今回は若干の数式があるのと、PowerPoint上でカレンダーを修正できるようにしたいため、「埋め込み」を選択します。

それでは詳しく見ていきます。

①Excelのテンプレート「どの年度にも対応する月単位のカレンダー」を用いてカレンダーを作成

Excelファイルを開きます。(今回は新規作成のケースです)

[ホーム]タブが選択されていますので、「その他のテンプレート」をクリックします。

(既存のExcelファイルから作成する場合は、[ファイル][新規]をクリックしてください)

テンプレート一覧が表示されますので、その中から「どの年度にも対応する月単位のカレンダー」を選択し、「作成」ボタンをクリックします。

新たにExcelファイルが開かれ、カレンダーが作成されていますので、年月日などを任意に入力します。

これでカレンダーの作成は終了です。

②作成したカレンダー全体を選択、コピーし、埋め込みたいPowerPointのシートに貼り付け

作成したカレンダーの全体を選択し、コピーします。

埋め込みたいPowerPointのシートを開きます。

適当な場所で右クリックし、[貼り付けのオプション] – [埋め込み]を選択し、カレンダーを埋め込みます。

サイズの調整などを任意で行います。

これでPowerPointにカレンダーを埋め込むことができました。

自作するよりもはるかに簡単かと思います。

年月日などを調整することができますので、どの年度にも対応することができて便利です。

また埋め込みですので、その場で編集することも可能です。

  • ケース2:スライドに数式を書き込みたい

スライドに数式を書き込みたいケースについてです。

を利用すれば書き込むことができますが、「インクを数式に変換」機能を利用すれば、わざわざ数式エディターを利用しなくてもペンで簡単にフォーマットされた数式をスライドへ挿入できます。

それでは詳しく見ていきます。

①ペンで数式を手書き入力する

画面上部の[描画タブ] – [ペン]を選択し、数式を手書き入力する。

②「インクを数式に変換」コマンドを実行し、手書き数式を変換する

画面上部の[描画タブ] – [なげなわ]を選択する。

「インクを数式に変換」コマンドを実行する。

実際にスライドに数式が挿入されますので、サイズ調整などを行ってください。また、挿入後に修正することも可能です。

これでスライドに手書きで数式を挿入することができました。

手書きで数式を挿入できるため、直感的でわかりやすいかと思います。

またこちらは画像ではなく、「数式オブジェクト」として挿入されるため、後から修正が可能です。

  • ケース3:箇条書きを図表に変換したい

資料を作成している途中、やっぱりこの部分は図表で示したほうが相手に伝わりやすいと思っても、はじめから文字を入力し直すのは面倒かと思います。

Smart Artに変換」機能を使うと、最初に図表にしたい文字を選択し、次に図表の種類を選ぶという通常とは逆の順番で図表を作成できます。

それでは詳しく見ていきます。

①該当する箇条書きの部分を選択する。

図表に選択したい箇条書きの部分全体を選択します。

 

②[ホームタブ] – [Smart Artに変換]を選択し、任意の図表をクリックする。

[ホームタブ] – [Smart Artに変換]を選択すると、変換したい図表の種類一覧が表示されますので、お好きな図表の種類を選択します。 

図表の種類を選択しますと、実際に箇条書きの部分が図表に変換されます。

 これで箇条書き部分を図表に変換することができました。

SmartArtに変換」機能を使うと、入力した文字情報からかんたんにベストな図表を選択できます。

  • 5回にわたって、Microsoft Officeの小技・便利機能を紹介させていただきました。

    いかがでしたでしょうか?

    今までご紹介させていただいた内容が、何か業務改善のヒントになれば幸いです。

    お困りのことがあれば、弊社でサポートすることも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。