冊子を印刷するために、プリプレス部で版を作製するところまで話を聞いたKは、次に印刷工場を訪れました。

そこで工場長の森林さんに、印刷作業のお話を伺うことにします。

森林先輩

プリプレスから版を預かってるで。

PS版てことはオフセットの印刷やな?

新人K

はい!この版を使ってどうやって印刷するんですか?

森林先輩

そうやね。そのアルミのPS版とこの機械を使って印刷すんやで。

モノクロ印刷機械 カラー印刷機械

新人K

随分大きな印刷機ですね!2mくらいありそうです。

箱が2つのものと4つのものがありますけど、何か違うんですか?

森林先輩

ええところに気が付いたね~。

この四角いやつはユニットって言うんやけど、ユニット1つにインクが1色入ってるんよ。

うちでは、2つの方はモノクロ用、4つの方はカラー用に使っとるんやで。

新人K

今回はカラーページなので、4つの方を使うんですね。

あれ?これ、同じ版が4枚もありますよ?

版01 版02 版03 版04

森林先輩

よう見てみ!版に描いてるもんは同じやけど、色とか濃さとかがちゃうやろ?

インクによって印刷する場所とかがちゃうから、1色ごとに版が必要になってくるんや。

森林先輩

じゃあ、実際に印刷してみよか。

新人K

あ、全ページ印刷できましたね。

森林先輩

全部刷り終わったらページの順番になるよう折って……

綴じ作業

新人K

もうだいぶ冊子になってますね!

森林先輩

今回は背表紙もつくくらい分厚いから、こんな感じに表紙をつけて、のりで綴じるんや。

糊付け

新人K

これで本が完成なんですね!

あ、でも印刷後のチェックとかはするんですか?

森林先輩

1000部もあったら全部はできへんけど、納品の前に営業さんらがサンプルで何冊か見てチェックするで!

印刷中も印刷ミスで真っ白な紙が出てないかとか、ズレてないかとかは見るようにしてるで。

新人K

印刷……やっぱり大変な作業ですね!手順が複雑です。

営業さんがチェックするってことは、このあとのお客さんに品物が渡るまでの仕事は営業さんがしているのでしょうか?

森林先輩

せやね。納品のことやったら営業さんに話聞いてみたらええんちゃうかな。

再び営業の方に話を聞くことになったK。 いよいよ出来上がった印刷物の納品です。

つづく……