営業の森本さんに、次にプリプレス部へ原稿データが渡ると聞いたKは、プリプレス部の中森さんにお話を伺うことにしました。

プリプレスとは pre(…以前の)+press(印刷) で印刷以前という意味を表しており、原稿を印刷用にデザインし、校正から刷版の作成までという印刷以前の作業、

校正から刷版の作成までという印刷以前の作業工程を行う部署です。

新人K

プリプレス部では、まずどういった仕事から始めるんですか?

中森先輩

原稿データを受け取ったら、パソコンで組版をしていくわ。

主にInDesignやillustrator、Photoshopなどの印刷用のレイアウトを作成できるソフトを使うの。

中森先輩

そうして組版が終わったら、次は校正担当者に社内校正をしてもらうわ。

新人K

社内校正ってどんなことをするんですか?

中森先輩

原稿とできあがった組版を見比べて、内容に過不足がないか確認するの。

原稿データのテキストを組版用に処理するときに、パソコンの環境やさっき言ったような、

ソフトの違いで特殊文字が文字化けして、抜け落ちちゃうことがあるのよね。

あ、もちろんお客様の要望通りに仕上がってるかの確認が一番大事よ。

特殊文字

中森先輩

社内校正が終わって、訂正箇所があれば修正作業をするの。

それも終わって問題がなければプリントアウトしてお客さんに見ていただくわ。

それで、訂正があればまた直す。できあがるまでそれの繰り返しね。

新人K

何度も修正が入るんですね。

中森先輩

社内校正もしっかりやっているからかしら。でも、それがウチのいいところなのよ。

たとえば時間があれば原稿を見ないで、組版だけを読む「素読み(すよみ)」をするときもあるわ。

素読みでおかしな箇所があったら原稿に訂正案を書いておいて、お客様に校正してもらうとき提案してみたりするの。

新人K

お客さんからOKが出て校正が終ると、ついに印刷用の版にするんですか?

中森先輩

そうね。でもその前に版を作るための面付けって作業があるのよ。

ちょっと長くなっちゃったわね。今回はここまでにして、次回はその点について話をするわ。

新人K

わかりました。お願いします!

プリプレス部の先輩からお客さんの原稿が印刷用に整うところまでを伺ったK。

ですがプリプレス部の仕事はまだこれで終わりではないようです。

次回も引き続きプリプレス部の仕事についてお話を伺います。

つづく……